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XP-55 (航空機) : ミニ英和和英辞書
XP-55 (航空機)[えっくすぴー55]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

航空 : [こうくう]
 【名詞】 1. aviation 2. flying 
航空機 : [こうくうき]
 【名詞】 1. aircraft 
: [そら]
 【名詞】 1. sky 2. the heavens 
: [き, はた]
 (n) loom

XP-55 (航空機) : ウィキペディア日本語版
XP-55 (航空機)[えっくすぴー55]

カーチスXP-55カーチス社アメリカ陸軍用に試作した戦闘機である。愛称はアセンダー (ASCENDER) 。機体後部にプロペラ、機首付近に小翼を配した先尾翼機だったが、安定性不良等の問題から開発中止となった。
== 概要 ==
1939年にアメリカ陸軍は、レシプロ機の限界を打ち破るべく周回計画 (Circular Proposal) R40Cという単発の迎撃機の仕様を航空メーカー各社に提示した。そして、バルティーXP-54、ノースロップXP-56と共に、カーチス社の設計案に対して試作発注がなされることとなった。カーチス社の設計案では、主翼は後退翼で着陸装置はカーチス社の軍用機としては初の3車輪式の先尾翼機で、エンジンは開発中だったP&W X-1800(2,200 hp)を搭載することになっていた。しかし、陸軍は余程カーチス社に信頼がおけなかったのか、地上試験用モデルと風洞テスト用モデルの製作発注のみを行い、試作機の発注はその結果次第で行うという対応をとった。その結果、カーチス社はまず実物大の飛行テスト機(社内名称 CW-24B)を自費製作し1941年12月からテストを行った。そして、その年の7月にようやくXP-55として試作機3機の発注を陸軍から受けることができた。
試作1号機の初飛行は1943年7月19日に行われたが、その時点から安定性不良が指摘された。また、搭載予定していたX-1800エンジンが開発中止となってしまったため、約1,000 hpも出力が落ちるアリソンV-1710エンジンを搭載したが、このエンジンでは明らかにパワー不足であった。試作1号機は1943年11月に失速試験を行っている際に墜落して失われた。翌年に、全幅や小翼の形状を変更し操縦性の改善を図った2号機、3号機が完成した。しかし、劣悪な操縦性や低速時の安定性不良は改善されず、最高速度も当時の制式戦闘機を下回る628 km/hしか出なかった。結局、性能不良ということで、本機の開発計画は中止になってしまった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「XP-55 (航空機)」の詳細全文を読む




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